12.25[SAT]
くるり
深町絵里 コメント
クリスマス当日に相応しく「最後のメリークリスマス」で幕を開けた5番打者くるりのステージ。途中「ロックンロール」や「ばらの花」など広く知られるタイムレスな名曲を並べながらラストは「琥珀色の街、上海蟹の朝」で締めくくり。確かめながら刻むビートや変幻自在のメロディ、ライブアレンジも効いたギターやベースのライン、美しく重なるハーモニー、全てに25周年の熟練の技を感じた。
オーディエンスはドームに響くその音に聴き入り静かに心揺らすような不思議な神聖さがあった。変わらぬ姿勢のまま進化し続けるくるりワールドはずっと包まれていたいほど心地よかった。
【撮影:渡邉一生】